テスラがモデルSの全輪駆動版「D」を発表しました。
これまでのモデルS「P85」は後輪の間に置かれたスイカやサッカーボールと同サイズのモーターで416馬力の性能を発揮していましたが、今回の「P85D」では後輪モーターが470馬力にパワーアップし、さらに前輪の間に新たに設置された小型のモーターが221馬力を発揮し、合計「691馬力」の超ハイパワー車が登場しました。
P85とP85Dの価格差は16000ドルです。
「このクルマはぶっ飛んでるよ」CEOも絶賛、自動運転機能を搭載したテスラ最強の「Model D」
また、自動運転や衝突防止システムを搭載した「オートパイロット」が新たに搭載されました。
同価格帯の他社の車両であれば同等の機能がこれまでついていたので、これで安全面でも同等クラスか、それを上回る機能が追加されたことになります。
面白いのは、オートパイロットの機能はまだ完全ではないそうで、これからオンラインアップデートで様々な機能が追加されるとのこと。
恐らく市販セダンの0-100km/hでは「最速」ではないでしょうか。
また、600馬力オーバーの他社セダンと比較した場合に、「P85D」は価格的には安い部類に入ってくるのではないでしょうか。
400馬力から700馬力へのパワーアップは、エンジンよりモーターの方が容易に、低コストで実現できるのでしょう。
テスラは世に登場してまだ間もない会社ですが、駆動系に関しては相当高いレベルに達していると思います。
今後Panasonicと共にバッテリーの低価格化、大量生産化を実現すると、一気にEVが普及していくことになるのではないでしょうか。
その時、日本の自動車メーカーがどういう立ち位置にいるのか気になるところです。