New-Era製 サブバッテリーチャージャー SBC-004(走行充電器) ケーブルセット

 

  • 最大充電電圧 14.3V(Typ)
  • 最大充電電流 30A 昇圧時 10A
  • 充電制御車に対応  充電制御システムによりメインバッテリー電圧が低い時は自動で昇圧モードに切り替わり最大10Aで充電が可能
  • LED表示パターンを変更 3つのLEDで「通常モード」「昇圧モード」「アラート」の状態をパターンで表示
  • オプション機能を拡充 シリーズ最多の5種類のオプション機能で、より利便性を改善

昇圧機能のメリット

従来型

従来型の走行充電器ではメインバッテリーとサブバッテリーの電位差を利用してサブバッテリーに充電を行っていました。

リチウムイオンバッテリーの場合は定格電圧が高く、電位差が少ないことこと推奨充電終始電圧が14.6Vと高い為昇圧せずオルタネーターの出力電圧に依存した走行充電だけで満充電にすることはできませんでした。

昇圧型

昇圧型走行充電器をつけた場合、 メインバッテリーはオルタネーターの出力電圧で充電しますが、サブバッテリーには走行充電器で一旦14.3Vまで昇圧して充電を行います。 また昇圧の必要がないときは電位差による充電を行います。

SBC-004 最大充電電流
・Boost Mode時 最大10A 昇圧して充電を行うモードです。最大充電電流は10Aとなります。
・Nomal Mode時 最大30A 昇圧はせず電位差による充電を行うモードです。

※Boost Mode時は本体のOperateランプが青く光ります。

リチウムイオンバッテリーへの充電テストを実施!

最大充電電流 19A 昇圧モード時 10A の充電量を確認!
走行充電だけでリチウムイオンバッテリーをほぼ満充電にすることが可能!

 

最近の車は燃費を良くする為にオルタネーターの動作を制限する充電制御車が増えたことと、リチウムイオンバッテリーは定格電圧が高い為、オルタネーターの出力電圧とサブバッテリーとの電位差を利用した走行充電器では満充電にすることが難しかった。

ニューエラーが発売した昇圧機能搭載走行充電器 SBC-004はサブバッテリーへの充電電圧を14.3Vまで昇圧して充電する昇圧機能が搭載されてことで走行充電だけでリチウムイオンバッテリーをしっかり充電できるようになった。

テスト環境

テスト車両 ハイエースバン4型  2000CCガソリンエンジン
走行充電器 NEW-ERA SBC-004
バッテリー オンリースタイルリチウムイオンバッテリー1200Wh/100AH

接続

動作のしくみ

テスト DAY1:平日の通勤時間帯 市街地走行での充電量を確認

サブ
バッテリー
充電電流
バッテリー
残量
メイン
バッテリー
電圧
サブ
バッテリー
電圧
8:19
スタート
Normal Mode
19.6A 5% 13.9V 13.1V
8:37
一般道走行中
Normal Mode
14.7A 9% 13.8V 13.1V
8:51
第三京浜走行中
Normal Mode
17.4A 13% 14.0V 13.2V
9:04
一般道走行中
Normal Mode
12.8A 16% 13.8V 13.2V
9:26
目的地到着
Normal Mode
8.1A 20%
12.6V 13.2V


結果

走行距離19.5km、走行時間67分の走行で15AH分の充電量を確認。
リチウムイオンバッテリーが5%から20%まで充電できました。


テスト DAY2:高速走行時の充電量を確認

サブ
バッテリー
充電電流
バッテリー
残量
メイン
バッテリー
電圧
サブ
バッテリー
電圧
13:05
スタート
Normal Mode
12A 75% 13.8V 13.7V
13:30
関越自動車走行中
Boost Mode
9.4A 85% 13.2V 13.5V
13:57
目的地到着
Boost Mode
9.4A 96% 13.1V 13.5V

結果

スタートして30分後、メインバッテリー13.2Vに下がりBoost Mode (昇圧)に切り替わりました。
切り替わってからは高速道路での走行でしたがBoost Mode (昇圧)だった為、充電電流は最大でも10Aでした。


テスト DAY3:規定の電圧で充電止まるかを確認

サブ
バッテリー
充電電流
バッテリー
残量
メイン
バッテリー
電圧
サブ
バッテリー
電圧
08:30
スタート
Boost Mode
10.6A 96% 13.6V 13.5V
08:41
一般道走行中
Boost Mode
8.6A 100% 13.9V 14.2V
08:43
一般道走行中
Boost Mode
6.5A 100% 13.8V 14.4V
08:44
一般道走行中
Boost Mode バッテリーの充電が完了

0A 100% 13.9V 14.2V

結果

走行距離5km、走行時間約15分の走行。
リチウムイオンバッテリーが96%から100%まで充電が完了。走行開始後約10分でバッテリー残量は100%に到達。
バッテリー電圧は14.2V。3分後にはバッテリー電圧は14.4Vまであがり充電電流は0Aになり、充電が完了しました。

以後断続的に補充電を行っていました。


テスト DAY4:走行充電だけで充電したバッテリーの放電テスト

結果

放電量 1.33kwh を達成。
AC100Vの外部充電器で充電した場合の放電量と比べても ほとんど変わらない放電量がありました。
通常の放電量 1.30kwh~1.40kwh  リチウムイオンバッテリー1200WH/100AH

この結果からいうと「走行充電だけで満充電にできた」と十分言える内容でした。※4

ホンダ N-VAN でも充電を確認!

最大充電電流17A、昇圧モード時10Aの充電量を確認

SBC-002A、SBC-004  機能比較 

仕様
SBC-002A
大容量出力タイプ
仕様
SBC-004
昇圧機能付き
最大出力電流 60A 30A(昇圧時10A)
最大充電電圧 オルタネーターの電圧による
13.8V~14.2Vが一般的※1
14.3V(Typ)(昇圧時)
リチウムイオンバッテリーへの 充電 出力電圧が14V程度しか上がらない為、走行充電だけでは満充電にできない。

20%のバッテリーを70%程度までに充電可能。※2
70%程度までは最大充電60Aで充電可能。
ほぼ満充電まで充電可能。※3

70%程度までは最大30Aで充電可能。
70%以上になると昇圧しての充電となる為、最大充電電流10Aでの充電。
充電制御車での充電

充電制御中はメインバッテリーの電圧が下がる為、サブバッテリーの充電は止まる可能性が高い。

充電制御中もメインバッテリーの電圧が下がるが、昇圧モードでサブバッテリーに充電を続ける。

※1 オルタネーターの出力電圧は車についているオルタネーターの仕様、メインバッテリーの状況、電装品の取付状況などによって大きく変わります。13.8V~14.2Vという数字は一般的な車の出力電圧を基準にした目安の値になります。

※2 20%や70%という残量の数字はあくまでも目安ですので70%まで充電できることを保証することではありません。 

※3 オンリースタイルリチウムイオンバッテリーの推奨充電終止電圧は14.6Vになります。しっかりと満充電にするには14.6Vまで充電してあげることが理想的ですが、14.3Vまでの充電でも、14.6Vまでの充電とほぼ同等の放電量が可能でした。 

※4 本結果はオンリースタイルで行ったテストの結果となりますのでお客様の環境下での動作を保証するものではございません。

製品仕様 

形式 SBC-004
外形寸法W120×L193×H55mm
重量0.7kg
定格電圧DC12V(12V車専用)
最大使用電圧18V
最大出力電流・通常モード→30A
・昇圧モード→10A
昇圧出力電圧14.3(Typ)
無負荷電流16mA以下
使用温度-20℃~60℃※1
ヒューズミニブレードニューズ3A
耐震性JIS D1601段階45に準じる
保有機能昇圧機能
メインバッテリー低電圧保護
過電圧保護
ACC連動機能
3色のLEDによる動作状態の表示

※製品のデザインや、仕様、価格等は予告なく変更する場合がございます。

※※ ご注意事項 ※※

リチウムイオンバッテリーに走行充電で充電する場合の条件としては鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーが並列で接続されないことが条件となります。多くのキャンピングカーで採用されているリレー方式では走行充電中はメインの鉛バッテリーとサブのリチウムイオンバッテリーが並列で接続された状態となってしまう為お使いいただけません。リレー方式の走行充電器がついているお車でご利用の場合はアイソレーター方式の走行充電器への交換が必要となります。当社ではニューエラー社の走行充電器で動作確認をとっております。

温度補償機能がついている走行充電器、リレー方式の走行充電はお使いいただけませんのでご注意ください。


商品購入

残量計+過放電予防 バッテリーモニター&セーバー リチウム対応

※カラー、デザイン、仕様は、事前の予告なく変更することがございます。ご了承下さい。

New-Era製 サブバッテリーチャージャー SBC-004(走行充電器) ケーブルセット

希望小売価格 37,000円(税込40,700円)

レビュー投稿お願い価格 33,080円(税込36,388円)